御祈祷のご案内

上内八幡宮では、日本古来より行なわれてきた、

御祈願祭、御祈祷神事を、

心を込めてご奉仕いたしております。

上内八幡宮御社殿で行う主なお祓い

 

 

  • 開運厄除け  厄年ではないのだけれども、気になる障りごとが続くなど、そのような方が神様のお力ですっきりした気分で日々過ごせますようにと御祈念いたします御祈祷神事です。
  • 車のお祓い いわゆる交通安全祈願、安全に車を運転するためのお祓いです。車祓いとか、自動車のお祓いとか呼ばれます。新しく自動車を手に入れたときに、主に受けられる方が多い神事です。車が新車であるとか中古車であるとかは関係なく受けることができます。運転を誤ったり、道行く人を傷つけたりしませんようにと、夜も昼も御守りくださいと、神様にお祈りします。
  • 方位除け、三月金神(三月荒神)除け
    お引っ越しや家の増改築などで、三月金神、三月荒神と呼ばれる方位神が鎮まる方位にやむを得ず引っ越すなどの場合に受けるお祓いです。大牟田、荒尾でご心配な方が多い、三月金神、三月荒神のお祓いが方位除け、方災除けです。現在どちらに鎮まるかは、トップページをご覧ください。また、この件は、お祓いを受ける当事者、その方と同居でご一緒にお引っ越しされるまたは工事に関係ある建物などに住まわれるご家族の方のみお問い合わせください。その点は、お問い合わせ頂いた時点で、お話ししてご確認させて頂いております、場合によりお答えをお断りいたしております。
  • 家内安全、商売繁盛、家商祈願
    ご家族の幸せを祈る家内安全、、ご商売の繁栄、お家が商売をなさっている方は、家内安全と併せた家商祈願となります。
    一年の初めに、是非おそろいでご祈願ください。

 

遠方の方へ

直接参拝が諸事情によりご無理な方は、ご相談下さい。ご希望の日時に神職が、ご神前にて、ご祈祷いたします。

 

上内八幡宮祈祷の記録(平成十六年十二月四日枯れ菊を焚く会にて配布した文書です)
上内八幡宮の神職は神事は勿論、代代気学易学に基づく祈祷も行います。
筮竹や算木を用い、吉凶を占い神様のご神意に沿うよう神奉りを行い、またお参りにいらした方々をお救いするのが、上内八幡宮神職社家の宿命のようです。気がつけば、私も筮竹にふれていました。ここに、私の祖先が行った祈祷の記録を一部公開いたします。

文政四年 嶋原土黒村四面大明神神主峯帯刀、易、祈祷入門
天保四年 熊本堀手左門夫婦ご祈祷来社
天保八年 熊本有吉殿乗馬七騎にて上内宮に全快奉賽参拝あり、和泉守奉仕す
同年
有吉殿姫君十八歳妹君十四歳其の他家臣付き添い病気奉賽のため参拝あり
同年   肥後國八代城主三万三百石の舎弟にして熊本天良(判読不能)家参千余石の中老役より病気全快の祈祷立頼あり
同年   熊本より朽木観山公(判読不能)奥様奉賽参拝あり
天保十年 熊本有吉将 殿より使者来社、病気につき易を頼みなり

どうやらこの時代の神職矢野和泉守は優れた祈祷者、易学者であったらしく、虫祈祷や雨乞いなど現在も岩本、白銀地区の神社で行う神事を創始し、立花内膳家からの信頼も厚かったようです。この和泉守は名を宗敬といい私の直接の祖先です。また筮竹を立てる筮塔の古いもの(文久三年)が現存しており最近九州易学専門学院校長田中恵祥氏が大変貴重なものであると拝見されたおりに語っておられました。譲って欲しいとのことでしたが、ご神意を伺うものであることを述べおことわりしました。昭和になってからも私の曽祖父矢野高鞆の元には遠くハワイからも易断の依頼がきております。
私の祖父は、まるで上内八幡宮の祈祷に関心がなくこの時期祈祷は衰退します。父は復興の志半ばで倒れました。私は神社祈祷学の先生や易学の先生に恵まれたおかげで祖先の残した祈祷の火を消える寸前でなんとか再び燃やすことができそうです。どの神社の神様も氏子や参拝者の幸せを見守っておいでです。神職には、踏ん反りかえるのではなく神様の下僕として、その手助けができるように働く気持ちが必要であると思います。
本日ご参拝にいらした方々が、少しでも八幡大神様の恩頼(みたまのふゆ=神様のお力)でご繁栄なさいますことを心よりご祈念申し上げます。

最近、気学易学を利用した悪徳な商法が大牟田では流行しておりますので、ここに気学易学を御神意の為に浄明正直の志にて用いんとする神職のいることをおわかりいただく為記しました。
(気学易学=二つは似ておりますが正確には別のものです、方位、家相、
姓名判断、易断などを気学易学といいます)

上内八幡宮 宮司 矢野高貴