厄年と運勢の周期について

厄年早見表へのリンク

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ここでは、厄年早見表を参照しながらご覧になることもあると
思い目立つところにリンクを設置しました。

何通りかある厄年の決め方。

毎年の厄年早見表、上内八幡宮のホームページにも掲載しております。
厄年とは、なぜ決まるのか。
元々が、干支の当たり年、つまり自分の干支が、あたり年であるとか、
九星気学、いわゆる生まれ年による運命星といわれる二黒土星とか、一白水星などの
運命星がどこにあるのか、などによるもの、それらが整理されて
厄年が定められてきました。

九星による厄年

年齢を、数え年で書いてみます、
1歳、4歳、7歳、10歳、13歳、16歳、19歳、22歳、25歳、28歳、
33歳、34歳、37歳、40歳、42歳、49歳、52歳、55歳、58歳、61歳、
以上が、厄年ですが、あれ?こんなに厄年多いの?と思われた方もおられると思います。

これらは、三土星と坎宮といって、九星の運命星が、鬼門ライン上に巡りきた年と真北の太陽の当たらない場所に巡りきた年で構成されます。
鬼門ラインとは、下図の東北から西南のラインです。
鬼門ラインの厄年が、世間に言う、三土星の厄年です。
比較的黄色い部分(厄年)が多いと思います。

また、生まれた時や、幼いときも厄年となりますが、これは、赤ちゃんが生まれてすぐのお宮参り、いわゆる初宮詣や、七五三のお祓い13歳参りなどは、お祝いと厄祓いを兼ねているともいえます。

一般的な厄年

リンク先の厄年早見表にあるような、一般的な厄年は、ご存じの方も多いかと思います。
女性33歳、男性42歳の大厄は有名で、耳にされたこともおありかと存じます。
厄年早見表にあるのは、男子25歳、女子19歳、37歳、男女の61歳、それぞれの前後の年が、前厄、本厄と言われています。
厄祓い御祈祷が始まったのは、西暦800年代ころと考えられます。ここで記す、一般的な厄年は、前項の厄年から整理されておそらく先人が、これくらいは最低厄祓いを受けた方がよいよ、と今の我々に伝えたものといえます。厄年早見表の厄年のことです。
多くは、九星による厄年がもとでしょうが、日本には言霊信仰というものがあり、33歳は散々な目に遭う、42歳は死に目に会うなどと言う、その言葉を連想されることから忌み嫌われたのです。
厄年の前と後ろの年を、それぞれ前厄、後厄と呼びます。
女子の33歳の厄年は後厄が、女性の鬼門(裏鬼門・女鬼門)に入り、後厄は怖いと心配される方も多いです。
女性の三十代は、厄年が続き、37歳は、運命星が中宮に位置し八方塞がりと干支の当たり年が重なります。大厄では無いけれど、心配な星回りです。

女性が活躍する令和の時代、厄年が男女の区別があるのはおかしいのかも知れません。人生50年といわれた昔、平安時代ころから、あまり変化していない習慣、
されど長く信仰されている御祈祷神事、それが厄祓いといえます。

運勢は19年周期。

よく、厄年にお祓いをしなくてもなんともなかったとい人がいます。
それは何よりですが、
厄年は、星回りはよくないけれど、
悪いことがその年に必ず起こるというわけではないのです。

暦に二十四節気と旧暦と呼ばれる太陰太陽暦があります。
それぞれ、簡単にいうと、太陽の場所と、月の形によって作られる暦といえます。

この、月と太陽の暦が暦の上で、19年に一度同じ場所に戻ってきます。
冬至にこの現象が起きるのを、朔旦冬至とよばれ、
伊勢神宮の遷宮が、20年以内に一度と決められたのもこれに基づいてという説もあります。
人の運勢も天体の動きに左右されると考えられていたので、
厄年もこれになぞられて考えていたようです。

厄年早見表の厄年も男女別にみていくと、19年に一度巡ってくるように、
なんとなくなっています。
運勢は、19年で変わると考えられていたようです、誤解が無いように書くと、19年めで運気が変わるのでは無く、次の19年のどこかで運気が変化すると考えるのです。
厄年は変化のきっかけの年です。

運勢はよくも悪くも変化する、

厄年のお祓いは、その年の無事を祈るのは勿論、運気低迷の星回りに、先の人生に悪いことが舞い込まないように、せめて厄年くらいは、
お祓いを受けなさいよと先人が伝えているのだと思います。