暦の中の神様

また、暦で恐縮です。
暦のお話しをさせていただく機会がまれにあります。
そのとき、毎年の恵方、わかりやすく云うと節分の時に
海苔巻を恵方の方位を向いて食べる行為が縁起が良いとされ
最近流行していますね。
恵方巻は、コンビニやスーパで売り出されてますが
なぜ、一気に食べるのが縁起がよいのかはわかりません。
むしろ、お年寄りやお子さんには喉に詰まらせたりして危険なような気がします。


おっと、その話ではなく、暦のお話しをしたときに頂いた質問は
この恵方はどうやって決まるのか?金神などか関係しているのか?
という質問でした。

暦の中の神々の位置は一定の法則に基づいて動いていますが
全てを私も覚えてはいないというか、鼻から覚えるつもりはなく、
わからないときは、暦で調べた方が良いと考えているのです。
また、金神とは無関係であることはさすがの私も覚えていましたので
講習会ではそう答え、終わった後持参した暦の本に記載されていた記憶はございましたので
質問されたその方と開いて調べました、
せっかくだから書くと、その年の干支、干の部分によってきまるわけです。
令和3年は、辛丑ですから、年の干は辛、巳午の間・丙の方位という決まりです。

ここで、全て書くより、暦で見るのが正確ですし、ネットで検索しても出てくると思います。
今日は、それよりこのみんな大好き恵方巻ではなく、歳徳神ってそもそも何?って話です。

前置き長くてすみません。福岡県神社庁の暦の3ページの最下段左に
歳徳神が薄くピンクに黒文字で掲載されています。
その左右に、4柱の神様計8柱が記載されています。
実は、歳徳神のお子さんが、この左右の神々です。
五男三女神とされ、八王子、八将軍などとも呼ばれたりします。

歳徳神は、頗梨采女(はりさいじょ)という竜宮のお姫様です、ご主人は牛頭天王、ざっくり書くと
仲人は前回書いた蘇民将来。
実は牛頭天王は、天道と呼ばれ歳徳神より良い方位神なのですが、
人気は歳徳神があるようです。

五男三女でピンときたかたもおいでかと思いますが、
牛頭天王は、スサノヲの命といわれ、頗梨采女はくしなだひめということになります。





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あまり知られていない神社と暦の関係

暦といっいても、壁にぶら下げて今日は何日かと示すものではなく、
福岡県神社庁の暦であったり、高島易断なんちゃらとか書いてある本タイプの暦です。
神社でも、頒布するのですが、暦と神社の関係はなぜ?みたいな部分もあるかと思います。


たとえば、各神社で夏に行う夏越祭、これのさいに、茅の輪くぐりを行う神社も多いと思います。
上内八幡宮でも毎年7月31日におこないます。
そのいわれは、旧ブログに書いています。リンクを貼ります。
旧ブログへのリンク←クリック
これは、備後国風土記にある神話です。

そこには、蘇民将来の神話が出てきます。
まずは、この蘇民将来、福岡県神社庁の暦の3ページに
方位吉凶早見表というのがあります。
その庚の位置に天徳とあります。
この天徳が、蘇民将来であるまたは、蘇民将来の居場所と云われています。

仏教と神道にはかつて、本地垂迹説というのがあり、
仏教の神様と神道の神様が一致する考えがありました。
例えば、大日如来が、天照大神であるとかです。

陰陽道の神々と神道にもこれと似た考えがあったようです。

今日は、このあたりで終わります。

写真は、疫病退散のお守り、コロナ禍でのお守りと御札となります。
疫病にかからないように、かかっても早く治りますようにとのお守りです。
玄関に貼る御札です。




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初宮詣・赤ちゃんのお宮参り

赤ちゃんが産まれて初めての神様へのご挨拶。
またこれは、無事に母子ともに健康に赤ちゃんが産まれたことへの
感謝の御祭でもあります。


とはいえ、写真を撮るとどうしても主役の赤ちゃんよりも
お兄ちゃん。
お兄ちゃんが表情の良いときにシャッターを押しちゃいますね。
お兄ちゃんのお宮参りの写真は、旧ブログに載っています。

おめでとうございました。

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還暦と厄年。

暦や神社仏閣によって、
厄年が微妙に違うことがあります。
それぞれ、理論や歴史や地域の伝統によって違うので
どれも間違いではありません。

33歳と42歳は、もっとも認知されている厄年で
お祓いを受けたりお守りを受けたり、
地域の厄払いの行事に参加されたりする方も
多いかと思います。

還暦あたり60歳を、厄年と認識するかお祝いとするかは
個々に置いて様々で良いと思いますが
33歳や42歳と違い、暦や神社仏閣その宗派により
年齢が微妙に違います。

それを、考察してみますと
元々、厄年はこの国では
平安時代あたりからの習慣ではないかと考えます。

最初は、干支の当たり年が、厄年と考えられていたのではなかろうかと
これも推測です、ただ、そのような事が書かれている文献にはであうこともああります。

九星つまり、二黒土星などの星は、当時からありましたが
厄年と合致するのはまだまだ、後の時代だと思います。



25歳や60歳は、丁度当たり年になります。

厄年は時代によりその該当する年齢が変化します。
九星は、幕末から明治大正昭和と流行していきますと、
厄年にもとりいれられ、九星の本厄と当たり年に微妙なずれが生じます。

33歳と42歳は、坎宮(九星でも本厄)に
その人の本命星(九星)が回ってきたときが、本厄です。
しかし、ほとんどの60歳と25歳は、坤宮(九星では後厄)に回ったときが
本厄とされ、坎宮は前厄となります。

こうなると60歳は前厄が最悪の状況となりなすが、
本厄はお祝いとも重なりますね。

受け止め方は
それぞれのお考え気持ちでよろしいのですが、
60歳は最後の人生最後の厄年となり、還暦に男女の区別はありません。

還暦のお祓いは魂の生まれ変わりともいわれ、
もう一度赤ちゃんとなり、お宮参りを受けるようなものともいえます。

その後の、喜寿や古希などを慶寿を
よりよく過ごすにも最後の厄とスタートのお祓いは
お受けになるべきだとはおもいますが、
あくまでご本人の考え方です。
赤ちゃんとは違い、
お祓いに誰も連れていってはくれないですよね。

こういう話は書いた時点での知識に基づいて書いています。
新しい知識がくわわれば、
削除訂正する場合もあるし行わずにそのまま新しく
ブログを書く場合もあります。
内容にはご注意くださいね。

写真は春先の、境内の片隅。
しかし、もう上内は、初夏の香りですね。

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赤ちゃんのお宮参り、初宮詣。

赤ちゃんのお宮参り、初宮詣でのお写真です。

今回もお兄ちゃんたちの表情が中心になりますね。

赤ちゃんは主役だけれども、何も知らずにすやすや

ママに抱かれて幸せそう。

大きくなったら遊びに来てね!

初宮詣おめでとうございました。

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