女性の厄年は、数え33歳は、大厄として有名でお祓いを受けるのはおなじみではないでしょうか。
また数え37歳の厄年も、八方塞がりと重なりお祓いを受ける方も多く、最近は、33歳と37歳しっかりとお祓いを受ける方が増えていると思います。
30代は、大人ですからご本人からお電話でご予約を頂きますが、数え19歳も実は厄年で、多くは高校2年生で厄年を迎えることとなります。そうなると、やはりご両親が心配されてお祓いを受けることになりますが、なかなか、同級生も厄払いを受けること少なく、神社につれてくるのも大変だったりするようなので、ご無理はなさらないように、ご本人様ご納得でお祓いを受けられますようにとお話しをすることになります。
19歳からもう一周して2度目の数え19歳が、37歳の厄年なんですね。
どちらも同じ星回りとなり八方塞がりと重なります。厄払いが一般的に知れ渡り始めるのは、平安時代といわれます、その時代と今とは、世の中も女性の立場も大きく違いますが、旧歴で厄年は判断しますから、この19年というのが重要であったのではなかろうか?と私は思っています。
それは、月の動きが基準で旧歴は作られておりまして、ざっくり書くと、ほんとにほんとにざっくり書きますと、19年は通常の太陽暦の19年間でちょうど旧歴と一致するのです、つまり日常用いる新暦と、旧歴は時間に誤差があるのですが、19年に一度、この誤差がなくなるのです。この19年を暦の一章と定めたのです。(章が章ですよ、間違えじゃないのです。)
きっと月と女性の周期の神秘さから、昔の人は、女性を大事に思い厄祓いを行い無事に生活できるようにと祈ったのでしょう。
先に書いたように我が子を思うお母さんの気持ちは、今も昔もかわらないのではないでしょうか。
写真は境内のさくらんぼの花です。