令和6年(2024年)11月・12月安産祈願のお知らせ。

戌の日安産祈願

令和6年11月の安産祈願に、ふさわしいと、昔から伝わる日をお知らせします。
これを、暦にいう戌(いぬ)の日と申します。

令和6年11月・12月戌の日

11月6日(水曜日) 11月18日(月曜日) 11月30日(土曜日)

12月12日(木曜日) 12月24日(火曜日)

11月6日は、ご予約いただけるお時間がかなり少ない状況です。
12月12日の午前中は、ご予約がとれません。午後2時以降となります。

戌の日以外でも、安産祈願のお祓いをお受けいただくことは可能です。
いずれも、完全予約制となります。

安産祈願の初穂料について

初穂料五千円より、で承ります。初穂料とは、
お祓いを受けるにあたり神社に納めていただく料金です。
お守り、御神札も御祈祷を受けられた方にお授けしております。
よりと、書いておりますが、五千円で、承っております。
お祓いは、上内八幡宮の社殿にて執り行います。
念のため、上内八幡宮は、福岡県 大牟田市に鎮座する神社です。

秋の青空は、清々しい。お祓いを受けられた方のお気持ちも清々しくなるように
そんな御祈祷ができるように、心がけております。

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秋分・春分と雪月と。

令和6年9月22日は、秋分の日でした。
ネットで、昼と夜の長さが同じになるので、云々がいくつか現れました。

云々現れたというのは、SNSでのリールとかに、頼みもしないのに
私が、暦関係や占い関係を書いているためか、
このネタが表示されるんです。

実際は、どうでしょうか?

伊勢神宮の神宮暦で確認すると、日の出は午前5時29分 日の入りは午後5時39分です。
日の出から日の入りまでを日中とするならば、10分ほど昼が長いことになります。

昼と夜の長さがほぼ同じになるのは、数日後になります。

その昔、暦を読み解くのは、天文科学の先端の方々でした。
それを元にした呪術も、もしかしたら科学として扱われていたかも知れません。
今なら理系でしょうか?
科学が進化すると、天文観測の科学の部分と、呪術のような迷信の部分が切り離されることとなります、すると今では、占いの部分は理系ではない印象です。

昼と夜の定義は、わかりませんが、天文学的には、秋分、春分は昼と夜の長さは違うということになります。

しかし、これは国によって太陽計測のやり方が違うのです。

我が国は、水平線から出る瞬間に始まり、完全に水平線に沈むまでが日の出日の入り、
うろ覚えですが、フランスは太陽の真ん中で計測していたような記憶があります。
違ったらすみません。

急に別件ですが、古来の習慣を、新暦旧暦ごちゃ混ぜで書いてる神職さんもいて
混乱を招くのですが、
例えば、旧暦で今何月と言い続ければ、12月は師走です。
しかし、師走は、年の瀬の風物詩みたいなニュースの中継で
使用される言葉です。

年が明けて、旧暦ではまだ師走と言っても、街はもう落ち着いています。
師走は、新暦での12月じゃないと、受け入れて貰いにくい言葉ですね。

で実はその昔、師走は、雪月と呼ばれていました。
いつから師が走るとなったかは不明ですが。

確かに、私の住むあたりは、旧暦の12月頃雪が降ります。
雪月に戻すと良いような気がします。

脱線しましたね、すみません。
様々なブログがあふれていますから、仕方ないですが、
東洋の占いでは旧暦で考えますから、新旧入り交じっていたら
冷静に判断されて良いと思います。

秋分、春分から師走に話が飛んで散漫しました、以後気をつけます。








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日時の吉凶を暦で見てみる

前回のブログ、暦本の中の日時の吉凶を書いてみます。

まず、代表的に、十干、十二支、十二直、この三つが
代表的なものです。

十干とは

甲乙丙丁戊己庚辛壬癸です。暦を見ると、十二支と組み合わせて書いてあると思います。
甲辰の年、これを書いている令和6年9月24日は、辛卯の日です。
三才五行の三才は、天地人といいますが、十干は天のことになります。
十干の性質は、ここでは省きますが、とりあえず本日は辛の日ですから、
何かをなすときは、辛がどのような日か調べるわけです。

十二支とは

これは、なじみがあるとお思います、何年生まれ?自分は寅デスみたいな会話は
一度は交わしたことがあるでしょう。
前述したように、今年は辰年、今日は卯の日、
子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の順ですね、これもそれぞれの性質でその年や月や日の吉凶を判断します。
天地人の地に相応します。

十二直とは

十二直は、呼び名を福岡県神社庁の暦にそろえておきます。
建、除、満、平、定、執、破、危、成、収、開、閉、以上の十二です。
意味は、神社庁の暦やネットでも検索できます。
天地人の人に相応します。

三才の意味

今は、以上の十干十二支十二直より、大安仏滅のような
六曜を用いる事が多いかと思います。
六曜も含めて言えることですが、
三才は占術的には、表面をみるもしくは整えるといえます。

例えば、すごく働かない、だらしない男に娘さんが惚れて結婚したいというから
上記で調べて吉日に結婚式を挙げても、中身が伴わないわけです、日にちは
吉でも親御さんが安心とはならない。そういった意味で表面だけと言えますが、
案外、表面だけで姓名判断したり、今でもあるみたいです。
日にちは、あくまで中身が伴ってこその吉日です。

そこで、中身を見るために五行が出てくるのですが、それはまた次回。

きっと、陰陽師が呪詛を駆使していたのも、三才ではどうにも解決しないからではないかと推察します。

写真はキバナコスモス、本文との関係はないです。

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福岡の新年暦「福こよみ」について

令和7年版の福岡県神社庁の暦が、
デザインや名称がかなり変わります、名称は、「福こよみ」

神社庁の暦の他にも、高島易断みたいな暦が
そろそろ書店に並ぶ頃ですね。


こういう暦を暦本というのですが、
暦本の構成は、大きく三つに分かれています。

一つは、方位の吉凶。

一つは、日時の吉凶。

もう一つが、運勢の吉凶、占いですね。

概ねそういう構成です。

実は、本地垂迹とでも言いましょうか、
暦は、陰陽道に基づき作られていますが、
陰陽道の神々を、神道の神々にあてはめてみると、
少し面白くなります。


方位は、素戔嗚の尊が司り、
日時は、天照大神が、司ることになります。

姉弟ですからね。ただ、古事記や日本書紀の性質とはかなり異なりますが。

運勢も、九星関しては、天照大神になりますかね。

少しずつそんな話でも書きましょうかね。


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社日と耳の神様の伝説

今日、令和6年9月21日は社日でした。
社日とは、暦の解説本などを見ると
年に二回、春と秋があります。

それぞれ、春分秋分に近い戊(つちのえ)の日です。
戊の日から数えて、同じ日の場合は、かつては前の方と決められていましたが
明治になり天文観測技術の進歩の為でしょうか?
春分点、秋分点を通過する時刻が午前か、午後かで決まるようになりました。
著名な方の書いた暦の解説本でも旧来のままであることがありますから
この点ご注意ください。

さて、社日とは元々は産土神でありますが
私の受け持つ地域では、社日神社という社というか祠や石が祀られています。

春に山から人里に来られ、秋に山にお帰りになる、
作物を育て実らせて戻られる神様のようです。

余り知られていませんが、その昔は耳の神様でした。
この日、社日神にお供えした御神酒をいただくと耳の病気が治ると言われていたそうです。
今では、まるで聞かない話ですが。

写真は、早朝の朝顔


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