土用というのは、夏が有名で、丑の日にウナギを食べようの土用です。
土用は、年に四回あり、土をさわると、禍が起きるとされています。
土用には間日があります。間日とはその禍が起きないとされる日です。
たぶん、元々は間日はなくて、何かと不都合が多いので後々設けたのではないかと、
それが、私の推測です。
その昔、土葬の頃、穴をほってご遺体を埋めないわけにはいきませんよね。
夏のくそ暑いときに、ご遺体が数十日埋葬されないなんて冷凍装置なんかない時代とんでもない話ですから、間日を考えたのだと思います。
土用の間日は4日に一度設けられています。
ご遺体を埋めるだけではなく、何か土を動かす仕事に4日に一度間日があればなんとかなると思われます。間日は、四季ごとの土用で異なり、日の干支で決まります。
しかし、連日道路を作ったり、家の基礎を作るようなことは
土用の意味に基づけば本来は行うことではないでしょう。
あくまで迷信ですが。
土用というのは、天地人を流れる気の調整の期間と考えて良いでしょう。
四季それぞれの、気流の調整、気の休息、リセット、そんな風に私は捉えています。
迷信とはいえ、先人が残した習慣を、小馬鹿にして経済成長優先できた日本ですが、
思いもかけない老朽化による事故なんかみると、土用に工事したとか
ちゃんとお祓いをやらなかったとか、あるのかなぁ、なんて考えたりもします。
たぶん、日本史上、最悪に神事が、公から遠ざかっているし、人々も
地鎮祭もやらずに家を建てるのが増えたり、地元の神様にお供えされるお米も
米不足以前から激減しているであろうから、、。
土用の話でしたね、脱線したから終わります。

